2016年1月12日火曜日

今ここに生きる

・昨日まで、15同期会の合宿に行ってきた。それは、一緒に大学を卒業したKGKの仲間たちとの再会。各地に散らされつつ、いろんなところで学んだり、働いたりしている仲間たちとの再会だ。

・講師のS子さんは、こう仰った。「今までは共通点で集まっていた同期会。しかし、共通点は確実に減ってゆく。結婚する人しない人。子どもがいる人いない人。仕事の悩みも全然違う。共通点は確実に減ってゆく。」本当にそうだと思った。単純に共通点が多いから、共感できるから、という理由で集まる同期会から、次のステージへの移行が促されている。

・この合宿で、僕は仲間とともに「神様に取り扱われる」という経験をした。夜、僕は死ぬほど喋った。主事という働きの難しさ、葛藤、悩みを、とめどなく一時間以上喋り倒した。みんな、本当に忍耐を持って聞いてくれた。(実際、失望したこともあっただろうし、何より眠くて疲れていて、本当に忍耐が必要だっただろう。)僕は堰を切ったように、自分でも驚くくらいに喋った。次から次へと、心の奥にあるものが流れ出た。叫びが流れ出た。怖いくらいだった。イメージとしては、『千と千尋の神隠し』のオクサレ様だ。

・何も問題は解決しなかった。彼らはただただ聞いてくれた。そして、最後に祈ってくれた。僕もみんなのために祈った。これが同期会なんだなあと思った。神様に取り扱ってもらう経験をするとき、隣にいる仲間。同期会合宿に行って、本当によかったなあと思った瞬間だった。

・S子さんは、こんなことも仰った。「私たちは、過去の失敗を引きずり、未来のことを心配している。そうやって、『今、ここ』という、現在の自分を失ってしまっている。今、自分はどこにいるのか。『今、ここに生きる自分』を取り戻す必要があります。」

・働き初めて3か月目、6月のブログを読んだ。そこには、学校訪問をする喜びに溢れ感謝している自分の言葉があった。今、ここに生きる時、そこに溢れる恵みに目が向く。自分の内面を振り返り、味わうことも確かに必要だけれど、今、自分に間違いなく注がれ続けている神様の恵みを味わうことを止めてはならないし、その自分を取り戻さなければならないと、強く思った。

・同期会合宿に行って、僕は心の奥にある叫びを大声で叫び切った。そして、今ここに生きる自分を失っていたことに気付き、ほんのちょっと、その自分を取り戻し始めた。今日注がれる主の恵みに目を向けて、今日もまた、歩もうと思う。

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