2015年12月1日火曜日

大規模工事

・ぼんやりと、しかし確かに続く不全感がある。何度も振り払おうとしているが、しかし間違いなく心にどっしり腰を下ろしている無力感がある。打ち勝とうと戦いを挑むが、しかし必ず打ちのめされる自分の怠惰さがある。

・最初は単なる働きすぎ、休みの無さからくる疲労感と結果かと思っていたが、必ずしもそうではないかもしれない。これらの一連のことを通して受けた影響は、思った以上のものだからだ。

・まず、この状態からなかなか回復しない。というか、もしかしたらそもそも回復なんかしないものなのかもしれない、と最近は思うようになってきた。体の疲労であれば、休めば治る。しかし、休んでも休んでも、募るのは罪悪感や働けていない不全感で、体と心のバランスは崩れていく感じがする。

・そして、その状態は人との関係をめんどうに思う傾向へと自分を引きずり込む。人と会いたくない、話したくない。そういう思いになる。そして、ふとしたときに自分と全く関係のない人に自分の感情をぶつけたくなったりする。このアンバランスさも、今の自分の特徴だ。

・やる気がわかないからやりたくない。このロジックが自分の中では思った以上の地位を占めていて、やる気がないのにやらなきゃいけないというのが、思った以上にストレスになっているのではないか、というのが、現時点での自分についての精一杯の分析だ。

・やる気のルーツは、ほめられること、評価されること。思えば、大学を卒業するまで、そのやる気が絶えることはなかった。課題、レポート、宿題、バイト。すべての働きで、ほめられ、評価されることを目指していたし、それを得て、原動力にしていた。

・今の働きが評価されていないわけではない。しかし、少なくとも評価を原動力とする生き方では行き詰まる働きであることは確かなようだ。身をもって、それを、感じる。痛感する。

・とするならば。変わるべきは、僕の原動力のシステムであり、生き方そのもののロジックなのか。そう思ったら、そりゃあ疲れるし辛いよなぁと、妙に納得している自分が居た。

・『2,3日で得た変化は、2,3日で失われていくよ。』ある先輩主事の言葉が響き始める。そうだなぁと思う。これは、僕が思ったより大規模工事なのかもしれないと、思い始めた。そう思ったら、完成図をおぼろげに見ながら、ほんのちょっと、でも確かな期待の灯火が心に灯った気がした。





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